今回は、TOPIKの対策についてです!
TOPIK(トピック)とは、韓国語能力試験という、公益財団法人 韓国教育財団が運営している試験です。
TOPIKって何?という方は下のリンクからTOPIKのHPを覗けば、あらかた分かるかと思います👀
TOPIK1とTOPIK2があるのですが、今回は、TOPIK2の읽기と듣기の対策についての話になります。
対策と言ってもたいしたことなく、「過去問をひたすらやる!」というだけです💦
쓰기も過去問をひたすらやるという点は同じなのですがフレーズや文章の型を覚えるという作業が重要なので、また別の記事で書きたいなと思います。
ここでは、私の韓国語学習の経緯をもとにTOPIKの勉強法を紹介していくので、ちょっと長めです💦
予めご了承くださいm(_ _)m
初級レベルからTOPIK5級まで
中学生の時、文字だけ読める状態になり、高校~大学3年生の間は、下の画像にある初級1の教科書を一通り勉強した程度でした。
2021年休学した年の夏頃から本格的に勉強をし始めました。その時は、上の教科書をもう一度やって思い出し、下の画像にある初級2の教科書で勉強しました。
2021年12月から冬学期(2ヶ月ちょっと)だけ韓国の語学堂に通いました。クラス分けテストを経て、本来は初級2のクラスだったんですが、無謀にも私は、この留学期間にTOPIK5級取得を目標にしていたため、先生に打診して中級1に級を上げてもらいました。そして、中級1の授業を聞きながら、自分でTOPIK対策をし始めました。
2021年1月23日に人生初めてのTOPIK受験。5級が目標だったため、初っ端からTOPIK2を受験しました。その後、語学堂の授業が終わって、日本に帰国した2月下旬頃に5級という結果を受け取りました。
まとめると、以下の通りです。
2021年休学 | 夏頃から本格的に勉強し始める | 初級 |
---|---|---|
2021年12月 | 2ヶ月ちょい語学堂に通う(中級1の授業を聞きながら、TOPIK対策) | 初級~中級 |
2021年1月23日 | TOPIK受験→2月に5級取得 | 中級~ |
2021年12月の段階で初級レベルだったわけですが、その2ヶ月後に受験して5級を取ることができました。
この期間で5級を取れたのに一番役立ったと感じるのは、やはり過去問をひたすらやりまくったことです!
過去問での勉強法
まず、過去問を手に入れます。私は、過去問をダウンロードする際に、以下の2つのサイトにお世話になりました。
읽기
時間を測らずに最後まで解き、答え合わせをして、点数を記録。
分からなかった文法、単語をネットで調べて、全部ノートにメモしていきます。(当時、解説や和訳はネットに無かった。)当時はなかったのですが、今は、トリリンガルのトミさんのサイトからオンライン模試をやると解説が出てます!!👀
ノートは単語帳みたいな感じで、寝る前や気が向いた時に、意味を隠した状態でバーっと見て、分からなかったものはマーク。次に見るときはマークしたものを再度バーっと見る。
2回目に同じ過去問を解くときは時間を測って解いて、答え合わせし、点数を記録。
そして、解ききれなかった問題も含めて、分からなかった文法、単語をノートにメモしながら復習。
듣기
まず、音声の案内に沿って問題を解く(最初の方の問題は1回しか流れないが、当初は私が聞き取れなさすぎて、2回は聞いていた)。答え合わせし、点数を記録。
「間違えた問題」、「正解してたけど、なんとなく聞けた感じがしなかった問題」を中心に、音声を聞く。
・オーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に発話)
・シャドーイング(スクリプトを見ずに音声を追いかけるように発話)
をしながら復習。
新たに学んだ文法や単語は읽기と同じようにノートにメモして、バーっと見て復習。
2回目に解くときは、音声の案内に絶対に従って、問題を解く。答え合わせして、点数を記録。
そして同じように復習。
点数を記録するのは、自分の実力と向き合えるので、個人的に大事だと思ってます!
時間制限なしの点数、時間制限ありの点数、解ききれずにラッキーナンバーで当たった問題が全部外れた場合の点数、という感じで記録してました。
時間配分
2ヶ月そこらで韓国語の実力が総合的に初級から高級レベルになれないとは思っていましたが、それでもTOPIK5級は受かってやる!と思って、試験の2週間前くらいから戦略も立て始めました。
その戦略とは、읽기の時間配分です!
5級のボーダーラインが190点以上。읽기、듣기、쓰기が各100点満点です。
私は、읽기:80点、듣기:80点、쓰기:40点を目標にして、듣기は、自分で時間をコントロールできるものではないので、練習量でがんばって、쓰기についても最後の小論文問題以外の問題でほぼ満点をとるつもりで対策していました。
さて、읽기の時間配分は、当時の私は以下のような感じでしていました!
1番~27番 | 18分 | 絶対に落としたくないが、ゆっくりはできない。長くても20分厳守。 |
---|---|---|
28番~41番 | 42分 | スピード感を持ちつつ、落ち着いて丁寧に読んで、誤答は1~2個に抑えたい。 |
42番~50番 | 15分 | 4問は確実に解いて、残りはラッキーナンバーにかける! |
なかなかギリギリな中、80点を目指してたんだなということが伝わってきますね…💦
1番~27番は全問正答目指して、別途で時間を測って練習していました。
特に、文法の知識不足のために、1番~4番で誤答を出すことも多かったので、1番~4番だけをスキマ時間に練習することもしてました。
ラッキーナンバーはあらかじめ1つに定めておくのをおすすめします。ちなみに、私は③にしてました、笑
時間配分は実際に解きながら、ここまでで何分、ここまでで何分という感じでラップタイムを記録して、自分で定めていったものなので、ご自身に合った時間配分を探したらいいのかなと思います!
5級から6級まで
2022年2月にTOPIK5級を最初にとり、その半年後の8月にまた5級をとり、その9ヶ月後の2023年5月に6級をとりました。
2022年4月からは大学に復学し、バイトと卒論に精一杯だったので、TOPIKの1ヶ月前までは腰を据えて韓国語勉強をするということは出来ていませんでした。
しかし、思ったより実力が落ちなかったのは、以下の2つがあったからだとおもいます。
- 一度、過去問漬けになった土台があった
- 耳が空いている時間はひたすら韓国語コンテンツに触れていた
2022年4月 | 大学復学 |
---|---|
スキマ時間は韓国語のバラエティ、ドラマ、ニュース、音楽を聞く。(試験1ヶ月前~TOPIK過去問) | |
2022年7月 | 受験▷8月に5級を受け取る。 |
スキマ時間は韓国語のバラエティ、ドラマ、ニュース、音楽を聞く。(試験1ヶ月前~TOPIK過去問) | |
2023年4月 | 受験▷5月に6級を受け取る。 |
当時の私は心身ともにいっぱいいっぱいで、机に向かって勉強というのは長続きしない状態でした。
そのため、ギリギリまでは勉強らしい勉強はせずに、楽しく継続できるようにしていました。ただの趣味ですね!笑
当時は、それが意味あるのかないのか分からなかったのですが、耳を慣らすことができていたのか、TOPIKで苦手意識のあったリスニングが自然と伸びていました
逆に、6級の成績表を見ると、쓰기の点数が2回目のときより悪くなってて、最後の小論文問題の対策が甘かったなと反省しました💦
まとめ:早くTOPIK5級が必要なら過去問に限るが、、
ここまでタラタラと綴りましたが、早くTOPIK5級が必要な方は過去問をゴリゴリやり込むことをおすすめします!
私は、高校受験も大学受験も「過去問の傾向と対策」信者だったので、自然とTOPIKも過去問から手を付けました。しかし、最初は自分のレベルでは到底解けない問題ばかりで苦痛だったし、他にいい勉強方法あるんじゃないかなとも思いましたが、なんだかんだ私には合っていたようです、笑
ただ、どうしても付け焼き刃的な側面が正直あります。TOPIK対策するだけでも着実に力にはなっていたはずなのでが、5級取れた時点でも簡単な会話が思ったよりできなかったです💦
蓄えた知識をアウトプットする方法が「会話」ではなく「TOPIK」が最初だったということと、日常生活で使う基本的の文法や単語の前に、高級の文法や単語に多く触れたことが、おそらく理由なのではないかと思います。
語学堂にコツコツ1年弱通って、語学堂の勉強をちゃんとしていたら、過去問対策は1~2回しかしてないけど、6級上がった知り合いの方もいらっしゃいました!
韓国語の勉強する目的によって、何が優先されて、どう勉強するかは変わってくると思うので、今回綴った私の経験が、皆さんに合った勉強法に出会う手助けになれたら嬉しいです☺
それでは、今回はここまでです!감사합니다